9/13(日) 秋田県母性衛生学会で「父親支援」をテーマに教育講演を行いました

2026年9月13日(日)、日本赤十字東北看護大学(秋田市)で開催された「第39回秋田県母性衛生学会学術集会」において、代表理事の本田正博が教育講演を行いました。テーマは「父親も支えよう ~子育て支援の新たな視点と実践~」。助産師をはじめとする母子保健の専門職の皆さんに向けて、これからの子育て支援に欠かせない「父親支援」の視点をお伝えしました。
「笑っている父親」を増やすために、支援者ができること
ファザーリング・ジャパン東北は「笑っている父親を東北に増やす」ことを合言葉に活動しています。父親が育児に主体的に関わるためには、父親本人への働きかけだけでなく、その家族を支える専門職——助産師や保健師、母子保健に関わる方々の理解と関わりが欠かせません。
今回の講演では、「両親学級に夫婦で参加していても、父親がどこか他人事のように見える」といった、支援の現場でよくある場面を取り上げました。そんなお父さんに、支援者としてどう声をかけ、産後の生活や男性育休へと意識を向けてもらうか。参加者同士のワークを通じて、一緒に考える時間を持ちました。
父親支援が求められる時代に
2026年7月、厚生労働省の発表で、男性の育児休業取得率が統計開始以来はじめて50%を超えました。父親が育児に関わることが、当たり前になりつつある時代です。一方で、家事・育児を対等に分担できていると感じている人はまだ少なく、理想と現実の間には大きな隔たりがあります。
だからこそ、父親本人だけでなく、その家族を支える専門職の役割が重要になります。助産師や保健師の皆さんが「父親のスイッチを入れる側」として関わることで、父親支援の輪は地域全体に広がっていきます。私たちファザーリング・ジャパン東北も、その一翼を担いたいと考えています。
学びが、その場で次の実践へ
会場では活発に意見が交わされ、「明日から現場で父親支援ができそう」という声を多くいただきました。さらに講演後には、「秋田県内の男鹿市でも両親学級でパパ向けセミナーを開きたい」「両親学級に父親支援のコーナーを設けたい」といったお申し出もいただきました。学びが、その場で次の実践へとつながっていく。父親支援の輪が地域の中で広がっていくことは、私たちの活動の何よりの励みです。
さらに講演後には、「両親学級に父親支援のコーナーを設けたい」というお申し出もいただきました。私たちの願いは、父親支援の輪が地域の中で広がっていくこと。こうして母子保健の現場から新たな一歩が生まれることを、大変嬉しく思います。
ファザーリング・ジャパン東北の活動
当団体では、東北各地で父親支援・イクボス推進・男性育休の啓発などに取り組んでいます。両親学級やプレパパ講座、専門職向けの研修・講演のご相談も承っています。「地域で父親支援を広げたい」「専門職向けに学びの機会を設けたい」という自治体・医療機関・関係団体の皆さま、お気軽にお問い合わせください。

