“2歳以下の乳幼児を持つ父親母親5000人”に対し全国調査を実施しました

【両親学級のアップデートもほしい!】
理事の後藤です。

小泉大臣の育休取得が取り上げられる中ですが、一方で「育休中にパチンコばっかりだった」なんて話もあります。男性の育休推進は、環境整備としてのイクボス育成も勿論ですが、それと同じくらい「父親の意識」をアップデートしていくことが必要。

そんな中、FJでは“2歳以下の乳幼児を持つ父親母親5000人”に対し、初めての子どもを迎える準備状況を把握するために、産前講座の受講の有無、内容、産後の子育て困難度等を把握するとともに、これからの産前講座のあるべき姿を明らかにすることを目的として全国調査を実施しました。

~調査結果より下記抜粋~

(1)産前講座の受講率は69.4%。うち夫婦での受講は61.6%だが、講座の対象者は「両親」62%、「母親」35%であり、回答者の男女別や地域別でも差がある。

(2)産前講座の主催は「病院等」63.1%、「自治体」29.7%であるが、男女や地域差もある。

(3)産前講座内容は、「出産」「赤ちゃんの世話」に偏る一方で、産後困ったことランキングでは「家族や夫婦の関係」がトップ10入りしており「家族や夫婦で子育て」項目の強化が必要。

(4)産前講座受講の有無に関わらず、産後困ったことは同じだけ発生しており、産前講座の受講が産後困ったことの解消にどれだけ寄与するかは疑問の残る結果に。

(5)”産前講座を受講していない男性だけ、産後「全く困っていない」回答比率が顕著に高く”、産前講座を受講した男性と比較し、産後に子育てをやっていない可能性が示唆された。

(6)産前講座に参加しなかった理由の1位は男女とも「強制・必須でなかったから」であり、産前講座の強制・必須化した場合、少なくともこの層は、産前講座を受講したものと考えられる。

(7)これからの産前講座への希望1位は男女共に「土日開催」だったが、それに続く女性の希望は「男性がもっと父親を自覚できるような内容にしてほしい」23%、「産む性ではない男性こそ必修化する仕組みにしてほしい」20%であった。

以上が結果概況です。

今後FJでは、令和時代にふさわしい産前講座の提示、初めて子どもを迎える全ての父親母親に必要十分な情報提供や体験がなされる環境の整備実現に力を注ぎながら、「男性育休の推進強化と産前講座の受講はセット」を推進してまいります。

~以上調査より~

余談ですが、後藤が出席した両親学級は(3)のパターンでした。地域柄なのかもしれませんが、そもそもパパが来る想定がされていない感じだったことを覚えています。

皆さんの地域はいかがでしたか?

※下記リンクより詳細
https://fathering.jp/activities/thinktank.html

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