「ぼくらは地方で幸せを見つける」
青森・秋田・岩手・宮城・福島・山形の東北6県に「笑っている父親を増やしたい!」
家族や地域の笑顔を育むライフスタイルとなる東北ならではのパパスタイル創る!を活動方針としているNPO法人ファザーリング・ジャパン東北です。
東北6県+関係者リレー日記
こんにちは、山形の五十嵐 健裕(いがらし たけひろ)です。
あけましておめでとうございます⛩
元日は例年どおり、実家の集落にて丸一日獅子舞巡幸。
僕の実家のある山形県酒田市の集落では、元旦に全戸約50軒を巡ります。
朝8時〜夜6時までと結構なハードワーク。
担当は、僕は太鼓と横笛、鉦(かね)。
弟は太鼓と鉦と舞方。
息子はデビュー2年目で鉦担当。
地域おこし協力隊の庄司和樹君は太鼓と鉦。
(一応僕も含む)若手メンバーは、サッカー日本代表のようにほぼ複数ポジションをこなします。
ユーティリティプレイヤーってことで(笑)
そして、巡回するほぼ全軒でお神酒を出してくださるので、肝臓にとってもハードワーク。
よく言われるように、地域の伝統芸能は徐々に担い手が減ってます。
もちろん我が集落もご多分に漏れず参加メンバー数は右肩下がりですが、そんな中で若手メンバーは最近増えてます。
僕らより上や同世代は加入しなかったけど、今の若手世代は積極的に関わったり、帰省して参加したり、Uターンしてきたり。
少しだけ潮目が変わっているんだろうか。
そんなメンバーに混じって、息子は各家庭を巡り、
たくさんお菓子(3ヶ月分?)をもらってホクホク顔。
でもお菓子よりも
「今年は去年より上手く演奏できたし、舞方や太鼓・笛のパートの人達と ビシっとタイミングを合わせることができたのが嬉しい」
とのこと。
頼もしいじゃん!!
こうした地域行事に小さい頃から参加すると、僕がそうであるように、地域への誇りを持ったり、楽しくてワクワクしながら、人との関係性を築いてくれるんじゃないかと思い
「おー!お前センスあるなぁ」と褒めたり、「この家、子供が来るとお菓子くれるんだよ」
とそそのかしたりしつつ参加させてます。
帰宅すると、神様にお供えしたごちそうでお食い初め。
知合いが海外に行ったり
「温泉に泊まったりしてお正月を過ごした」
と聞くとうらやましく思いますが、僕は生まれた時からこんなお正月。
でも、当たり前だと思っていたことが、意外と最近はそうでもないようです。
子供達には楽しい思いを持ってもらいながら、地方に残る習わしや文化の中で生きる豊かさや幸せを味わってほしいな。
・・・などと思いながらお正月に読んだのがこの本。
昨年お会いした、雑誌「ソトコト」の編集長・指出一正さんの著書。
地方の抱える課題に気負いなく挑戦する
「ローカル」×「若者」=「豊かに暮らす」
というキーワードが、獅子舞やお食い初めと通じるものを感じて面白かった。
そんなこんなで、今年も東北からワクワクを発信していきたいと思います(^^)
最後までお読みいただきありがとうございました。
リレーは、保育スペシャリスト、福島県の横田智史(よこた・さとし)さんにバトンタッチ!